社員インタビュー

デジタル・トランスフォーメーション&マーケティ
ング部門

情報システム本部 CIS開発グループ

物流の現場をより効率よくするためのシステムを追求し続けたいですね。

2012年入社
W.Z

Interview 1

システム開発職を志して中国・福建省から来日

私は、中国の福建省出身です。もともと日本で働いてみたいな、という漠然とした憧れは中学生の頃から持っていました。以前、親戚が日本へ旅行に行ったとき、土産に買ってきてくれた音楽プレーヤーにとても感動して。製品もすごいと思ったし、こんな緻密なものを考案する人たち、国にも興味が湧きました。

地元の大学の工学部を卒業後、政府主催の海外への就職セミナーで出会った日本のIT企業に就職。2006年秋に来日して、システム開発の仕事を任されました。日本語は話せませんでしたが、いま思い返すと、それもすごくいい経験だったと思います。会社の同僚が日本語を教えてくれて、いい関係が築けました。

そこで4〜5年経験を積んだ頃、転職を考えるように。その会社はおもに社外のシステムを扱っていて、プロジェクトや現場が変わることが多かったんです。自分としてはもう少し腰を据えて仕事がしたいし、中国語も生かしたかった。そんなときに、友だちの紹介もあり、TD シネックスへ転職することになりました。5年ほど前のことです。

当社なら、北京支社とのやりとりで中国語も生かせますし、システム開発は社内や関係会社の物流工場などが対象だから集中できる。さらには、自分の強みを生かしながら、イギリス、カナダ、メキシコなど、広い視野で国際的に仕事ができるかなと思いました。入社してみたら、想像していたとおりなので、転職して本当によかったと思っています。

Interview 2

世界中に仲間がいる心強さは外資ならでは

自分はちょうど、柏にある当社の物流センターが開設する前に入社していたので、そこの物流システムを開発するプロジェクトのキックオフから携わることができました。

具体的には、当時アメリカですでに使っていたシステムを、日本の物流センターでも使えるように修正して導入する仕事で、伝票など日本独自のプロセスを調整する作業がありました。最初はトラブルが起こることがあって、何度も何度も試行錯誤。トラブル対応のため、物流センターの近くに2カ月ほど泊まり込んで作業をしました。現在もそうした物流システムの保守点検やバグ修正、ユーザー(物流センターの担当者)のニーズに応じた新たな開発が主な仕事です。

仕事をする中で難しいなと感じるのは、ユーザーのニーズを把握すること。彼らはシステムの専門家ではないですから当然ですね。だからこそ、本当に必要なことを想像し、模型を作り、どのようなプログラムでどのような画面にするか、何度もやりとりして真のニーズに近づけていきます。いろいろなことを調整してユーザーさんのニーズを実現できたときは、すごく達成感を感じます。

でも、本当に困ったときは上司に相談します。また、北京に100人規模の開発チームがあるので、そちらに相談してもいいことになっているんです。東京の上司や同僚も、北京のメンバーも、とても相談しやすい。現場で作業をしていても、僕のうしろには強力なサポーターがいてくれるんだと感じられるのは、心強いです。これは、グローバル企業ならではの魅力だと思います。

Interview 3

物流の品質向上にシステム面で貢献

もし、僕のように海外出身で、日本の企業に興味がある人は、チャンスがあればどんどん国外に出てみてほしいと思います。最近、僕は休日に家族と一緒に富士山へ行ったり、歴史が好きなので名所旧跡へも行ってみるんですけど、社会や文化のおもしろさに触れられます。仕事以外でも得るものが大きいので、日本で働くことを選んでよかったなと思っています。

いま自分に課題があるとすれば、やはり日本語です。仕事上のほとんどの会話はだいたい分かるようになりましたが、日本語特有のあいまいな言葉はまだ難しい。また、グローバル企業なので英語もがんばって勉強したいと思っています。もし英語ができたら、他国の支社のメンバーともっとコミュニケーションが取れて、仕事上でプラスになると思います。

これからも、現状に満足することなく、もっと使いやすく、効率の良いプログラムを追求していきたいと思っています。僕のつくるプログラムによって手作業が削減され余裕ができ、現場の人が他の作業に集中できたら、物流の質も向上するでしょうから。物流環境がよりよくなるように、システムの面から貢献していきたいです。

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